conoconeさんのものづくり
アンティークリネンやコットンなど古い布を新しい作品に生まれ変わらせて次の人へ繋いでいくことをコンセプトに、2020年に制作活動をスタート
豆大福やしゅうまいの巾着、スコーンバッグやチッタちゃんのエプロンなどおとなもこどもも暮らしの中でちょっとたのしい気分になる、そして長く大切にしていきたいと思う作品を届けてくださっています。
日々、どんな人のもとへ届くのかわくわくしながら縫っているというconoconeさん。
「二度と手に入らない一点もので価値のある素材なので、購入してくださった方に出来るだけ長く愛用してもらいたいんです。古いものをよりその人らしく、より愛着をもって可愛がっていただきたいと願いながら制作しています。」
「conocone」の名前には「この子ね」と愛着を持ってもらえたらという想いも込められています。
前職でクリーニングに携わっていた経験も活かしメンテナンスのことも考えて作られているそう。
ものづくりの中でいちばんこだわっていることも聞いてみました。
「手仕事を加えること。ミシンだけで工業的、機械的に糸を通すことも簡単ですが、必ず刺繍糸を使って紐のポイントのたまむすびや、ポケットの空きどまりとめ部分など手仕事を加えます。本当に数ミリのほんの少しの仕事なのですが、手間と言えば手間なんです。とくに紐の玉留めは、conoconeと買ってくれた方を「繋ぎ止める」ポイントとしてこれからも続けていく仕事です。」
とても細かな作業にconoconeさんらしさがプラスされています。
「ヒトとヒト、モノとヒトを大好きな糸でわたしらしく繋げたい」
新しいタグにもそんな意味が含まれているそう。よく見てみると最後の「e」に後ろには玉留めがついています。
シンプルな中にもどこか可愛さがある作品
ちょっとユニークでチャーミングな彼女の世界観が作品にもふわっと流れている気がします。
そんな彼女に、白いワンピースを探していると話したことから始まったワンピースづくり
毎日のようにたくさん着てたくさん洗って1年中着られるようなリネンのワンピース
袖はこんな形がいいね、丈はこのくらいかな、と2人でじっくり話し合ってそれを形にしてくれました。
個人的に作ってもらったものでしたが、うれしいことにたくさんのお問い合わせをいただきacuttiでも紹介させていただくことに。
今回はconocone×acuttiのコラボでベルギーリネンを使用しています。
着ていると自然と穏やかな気分になるような、程よく柔らかくしなやかなワンピースです。
玉留めは白い糸
これもまたさりげなく可愛いポイントです。
2020/12/24 21:00~オーダー受付スタート
※終了しています
これからまたどんな作品が生まれていくんだろう、とわくわくしています。
conoconeさんのものづくり
ぜひおたのしみに。
conocone
神谷このみ
1985年 宮城県仙台市生まれ
杉野服飾大学卒